まちづくりの企画を考えるとき、私は「3つの目線」を常に大切にしています。
それは主催者、参画者、参加者それぞれの目線です。企画の内容によって2~4つに変動することもありますが、それぞれの視点を行き来して完璧に準備できている人はほとんどいないのではないでしょうか。
お勧めは「その人になりきりシュミレーション」です。それぞれの立場になりきる事で「抜けの防止」「企画のブラッシュアップ」が期待できます。
それでは順番に説明していきます。
①主催者目線
企画を作る主催者(運営者)の目線です。
これは企画を立ち上げる皆さん自身。誰もが出来ています。
②参画者目線
イベントならば、出店者、協賛企業、出演者らを指します。
参画者目線で考えると、共有すべき情報の不足、企画の抜け、互いのメリットが異なっている点、疑問点の発見などが期待できます。
一例として出店者になりきって考えてみましょう。そうすると色々な疑問点が見えてきます。
・搬入と搬出はどこからで何時から?
・店舗の看板は用意してもらえるのか?
・SNSで広報したいけど、画像データが欲しいな。
・電気1500w迄使えると聞いたけど、電源の口数はどれだけ用意してもらえてるのか?
・当日昼休憩の間は店舗を閉めていいのか?
・早期完売したら撤収していいのか?
・駐車場は用意されているのか?
・ゴミ箱はあるのか?出店者で持ち帰りか?
いかがでしょうか?出店者の気持ちになって設営から撤収までを頭に描いてみてください。
③参加者目線
参加者いわゆるお客様目線で考える事で、情報の不足、企画の抜け、サービスの不備、利便性の向上、疑問点の発見などが期待できます。
これもイベントの来場者になったつもりで考えてみましょう。
・雨天中止とあるが、いつどこで情報が公開されるのか?
・駐車場はどこにあるのか?そもそも用意してあるのか?
・事務局に連絡したいけど、問い合わせ先の記載なくて分からない。
・小さな子供を連れて行きたいが、おむつを替える場所はあるのか?
・会場が分かりにくいのでMAPが欲しい。
・抽選で景品もらったけど、袋がない。
・暑い屋外の場合は、日陰の場所がほしい。
このように、企画を考える段階で三者三様の目線を切り替えられるようになると、色々なことに気が付くことができます。常に3つの視点で見ることで、企画は確実に良くなります。
この記事はノウハウの一部を簡潔に紹介しております。
手法・事例の詳細は文字では全て書ききれない為、省かせて頂いております。
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