まちづくり活動が衰退する最大の要因は
・収益構造が構築できない
・組織の在り方が良くない
この2点であることが多いです。
これらは、収益化が悪い事という勘違いや、ノウハウがないことが原因であることが多いです。

対価には大きく2つあります。
「感情対価」 地域、社会に貢献する事で得られる
「報酬対価」 本業、副業として得られる

まちづくりは、感情対価で行っている事が殆どですが、報酬対価を求める事は悪いことではありません。
報酬対価は、自分も関係者も活動を継続・拡大しやすくします。

ただ、報酬対価を得続けると、一番重要であったはずの「意義」と「パッション」を忘れてしまうことがあります。
【Passion(パッション)】とは熱中や情熱、いわゆる熱い気持ちを指します。

基本、プロジェクトは意義とパッションから始まります。

私は常々、まちづくり活動は「情熱で始まり情熱で終わる」
ではなく「情熱で始まり対価を得て継続させる」
この考え方が重要だと言い続けています。

私は活動を続ける中、意義とパッションだけでは継続・拡大が難しいと気が付き、報酬対価を得ることに取り組み、次第にほかのプレイヤーにも報酬対価を与えることができるようになり、事業も拡大していきました。

ボランティア時代は情熱全面出しでやっていましたが、プロ化して会社が大きくなりノウハウが深まる程、意義とパッションを隠すようになってきました。
協力者に与える対価を「報酬対価」のみにすることで、良い意味でビジネス化し責任を持ってやっていただける事で事業のクオリティも上がりました。
また、意義とパッションは、時には意義を押し付けてしまう事があるのも理由の1つでした。 しかし、これは間違っていたと気づきました。

人は、何を持って協力したいと思うのでしょうか?
相手の話を聞き、メリット(報酬対価)があると思うからだけなのでしょうか?
まちづくり活動においてはビジネス化していても、その活動に共感、必要性を感じるからまずは協力したいという前向きな気持ちになると思います。

極端な話をするようですが、協力に対して十分なメリット(報酬対価)が与えられたとしても、その活動が世の中を悪くする内容であれば、協力する人はほとんど現れないでしょう。
協力者が、「報酬対価」を得て、更に貢献した事で得られる「感情対価」も得られる事が理想だと考えます。

一番大事なのは、その活動の意義とそれを実現しようというパッションです。
成功者は素晴らしい意義のある活動を、強いパッションを持って実践している人が多いです。

素晴らしい意義と強いパッションで動かすプロジェクト。
心惹かれ多くの人が協力し、活動はどんどん大きくなります。
協力した人は、共感した活動の成功によって心が満たされます。
加えて報酬対価というメリットを得ることで、継続的に協力することができます。

そんな、プロジェクトに成長させていくために
意義とパッションは前面に出していきましょう。


この記事はノウハウの一部を簡潔に紹介しております。
手法・事例の詳細は文字では全て書ききれない為、省かせて頂いております。
伴走支援では、プレイヤーの事業を通してノウハウを活用し支援・育成を行っております。