広報物のデザインを自分で制作する人がいますが、私はデザイナーにお願いする事を強くオススメします。
デザインの力は大きいです。
良い企画を作っても、企画がしっかり伝わる広報物を制作できなければ、集客にはつながりません。参考に、私のデザイナーへの発注方法を説明したいと思います。
色々な方法があるので、参考として活用できるものあればと思います。
❶デザインのイメージを決める。
ネットの画像検索を活用すれば、様々なデザインを見つけることができます。参考にするとよいでしょう。マルシェイベントを開催するならば「マルシェ チラシ」で画像検索すると参考になる画像が多く掲載されています。「オシャレ チラシ」で画像検索すれば、様々なチラシがアップされてきますので、自分のイメージに合うものを複数ピックアップしておきましょう。
❷コピーを決める。
コピーは非常に大事です。
※参考:広報力を上げる
伝えたいことを、なるべく短い言葉にまとめましょう。
タイトル、ショルダーコピー(タイトルの補足)、複数の見出しコピー(吹き出し)、ボディーコピー(詳細) 、その他に概要、検索ワード(QRコード等)、注釈として広報物に盛り込む文章を決めていきます。
※参考:「注釈」は最強のリスクヘッジ
❸デザイナーに依頼
デザイナーには、それぞれの持ち味、テイストがあります。
各デザイナーのHPの制作事例からテイストが合うと思った方に依頼してみましょう。
その際に大事なのが、予算の確認です。
地方のデザイナーですと、片面チラシ作成で2万円~5万円が相場ですが、高いケースでは10万円を超える場合もあります。地域によって相場は異なります。上を見たら数百万ときりがありません。
デザイナーは発注側に全くイメージがないと、困ってしまう事が多いです。
ある程度イメージ、内容を決め、❶のデザインテイストを複数提示する事で伝わりやすくなります。意思疎通のミスも減り、思った通りのデザインに近づきます。
また、制作に要する時間の削減につながれば、人気のデザイナーにも仕事を受けてもらえる可能性が上がりますし、時間の削減は予算の削減につながる場合もあります。
納期の確認も重要です。デザイナーが制作時間を確保できるかどうかがポイントになるため、しっかりと事前に納期を決めて話を進めることが大事です。
最終的な納期を決めるだけでなく「いつ素材を渡せるのか」「最初に作ったデータをいつ欲しいのか(初稿提出)」「最終的にいつまでにデザインを完成させ納品して欲しいのか(校了)」 など、作業の段階ごとの締切りを確認しておきましょう。
そのほか、デザイン発注のポイントを挙げます。
◇人気のあるデザイナー程、時間が空いてない事が多いです。早めに連絡し、スケジュールを抑えましょう。
◇印刷はネット印刷で行った方が安い事が多いです。デザイナーには事前にどこで印刷するかを伝え、印刷する会社に提出するデータを作ってもらいましょう。 ※ただし、印刷量が多いと地元事業者の方が安くなる場合があります。
◇事前に、納品する拡張子を伝えましょう。
※参考:拡張子とは? ※外部リンク
◇データの版権が、発注側かデザイナーかどちらに帰属するかを事前に確認しましょう。
事前に条件として伝えれば条件付もありますが版権をもらえる事はあります。 デザイナーに帰属する場合は、印刷を増刷する場合などに別途費用がかかる場合があるので、なるべく版権は所有した方がよいです。
◇予算を安くポスターを制作する場合は、チラシデータをポスターでも使えるように制作し、事前に「チラシデータを拡大したポスターデータも下さい」と伝えましょう。
◇企画を一番理解しているのは発注者です。発注者の企画をデザインするのがデザイナーです。デザイナーが良いと言うデザインも、発注者が納得できなければダメです。デザイナーの知見を活かす所は活かしながらも、自分が描く戦略を大切にして最後は発注者自身が決めていく事が大事です。
例えば、デザイナーは広報物に参加店舗名を全て入れた方が良いと主張したとしましょう。しかし、店舗名を入れると、店舗側への確認作業が生まれて時間を要すのと、間違った際には刷り直しのリスクも増えます。
企画の内容的には、店舗名を入れても集客に大きな影響はない、メリットは少なく、リスクしかないので「店舗名は入れない」。これは発注者側にしかできない判断です。
私が立てた企画の多くは、チラシに店舗名を入れていません。※誘導先のHPで記載する事はあります。
良いデザイナーと出会い
デザイナーに発注するスキルを上げ
集客力を高めましょう。
デザインは非常に大事です、大切につくった企画の顔になります。
予算をかけて良いデザインを作りましょう。
この記事はノウハウの一部を簡潔に紹介しております。
手法・事例の詳細は文字では全て書ききれない為、省かせて頂いております。
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