企画を見ていると「動機設定」を意識していない、良くないものを見かけます。
イベント、販促、媒体などの企画は、動機から興味⇒行動にうつします。
動機設定の悪い例
高架下を活用したイベントを開催します。
A:高架下で様々な企画を行う「高架下フェスタ」
B:高架下でストリートカルチャー体験ができる「ストリートカルチャー体験会」
Aの動機は何でしょうか?
Bは動機が明確なので、集客数が見込め、企画の整合性が高く参加者の満足度は高くなります。
Aのような動機設定が弱い、無い企画は少なくありません。
動機設定は「企画の構築」の際に行われ、
それを正しく「広報物の制作」に反映させないといけません。
動機設定をそもそも意識していないのであれば、意識の問題ですが、、
意識していても、なぜ良くないものになる事があるのか?
主に下記が考えられます↓
①企画を構築した時は動機設定はあったが、作りこんでいくうちに複雑化していき、動機設定がわかりにくくなる。
②動機設定に自信がなく、他の動機を足してしまい複雑化していき、動機設定がわかりにくくなる。
③広報物の制作の際に、動機設定の意識が無くなる、もしくは制作者にしっかり伝えられていない。
①③は、意識をしていく事で改善されると思います。
②は、動機設定の【基本】と【やり方】を知る事で改善されると思います。
【基本】
人のイメージは100が限界であり、100の企画と100の企画を足しても、
基本イメージは50と50になり、動機設定も弱くなる。
下記だとAの方が動機設定が強くなり、集客数が、満足度が高まりやすい。
A「猫まつり」 B「犬と猫まつり」
A「レゲエフェスタ」 B「ミュージックフェスタ」
A「ラーメンパーク」 B「ラーメン・やきそば・蕎麦・うどんパーク」
【やり方】
動機設定に単独1位(大コンテンツ)とそれ以外(小コンテンツ)を作ります。
大コンテンツ(メインコンテンツ⇒一番の動機) 1つのみ
小コンテンツ(サブコンテンツ⇒動機の補助) 複数可
を作り、一番の動機(目的とターゲット)を明確にします。
大コンテンツは増えるとイメージが分散して良くないですが
小コンテンツはサブの動機の為増えても構いません。増えると動機が増え+になることがおおです。
このやり方以外にもありますが、弊社では基本このやり方で動機設定を作っています。
私の失敗例ですと
「こども習い事フェスタ」が成功し、更に規模を拡大しようと新たな動機として「成長」に関する事業者も加え「こども学びフェスタ」にした際は集客数が下がりました。
動機設定を大、小と分けない為に抽象的になり動機が弱くなった事が原因だと考えます。
やり方にあてはめると
名称は「こども習い事フェスタ」
大コンテンツ(一番の動機)⇒様々な子供の習い事体験ができる
小コンテンツ(同期の補助)⇒子供の成長に関するブースも体験できる
とすると、良かったかと思っています。
自分の企画を客観的に見て、動機設定を見てみると良いと思います。
弊社で行っている、企画の作り方講座は90分以上あり、その中で上記の話も行っています。
この記事はノウハウの一部を簡潔に紹介しております。
手法・事例の詳細は文字では全て書ききれない為、省かせて頂いております。
伴走支援では、プレイヤーの事業を通してノウハウを活用し支援・育成を行っております。